医療法人 運天眼科クリニック

目でお悩みの方へ

セルフチェック

症状:見えにくい

見えにくいという症状でも、ピントが合わない場合は近視や遠視などの「屈折異常・調節異常」、視野の一部が欠ける場合は「網膜はく離」や「緑内障」などの可能性が考えられます。
また、ものがゆがんで見える場合は「変視症」といいます。
いずれも自己判断はせず、専門医に診断してもらう必要があります。

ピントが合わない

【屈折異常】

物を見る時、目に入る光は角膜・水晶体を通り、そこで屈折して網膜に像が映し出されます。
目は毛様体という部分で水晶体の厚さを調節してピントを合わせています。
近視・・・光が網膜より手前に集まって像を結んでしまう為、遠くのものがぼやけて見えます。
遠視・・・光が網膜より後ろに集まって像を結んでしまう為、近くのものがぼやけて見えます。
乱視・・・角膜の表面に歪みがあって外からの光が一点に集まらず、網膜の上にはっきりとした像がつくれない。生まれつきのゆがみが原因の場合が多いですが、傷や潰瘍などの後天的な原因で角膜に歪みができることもあります。
老眼・・・水晶体の老化により光の屈折を補正する働きが衰えてピントがあわなくなってしまい見えにくくなります。

視野の一部が欠ける

視野の異常は両目に一度に起こることはほとんどないので、片目に異常が表れても、もう片方が補おうとするため気づきにくい症状です。
また「脳卒中」「脳腫瘍」などの脳の病気の表れであることもあり注意が必要です。

【網膜はく離】

物を見る時、目に入る光は角膜・水晶体を通り、そこで屈折して網膜に像が映し出されます。
網膜で感じとられた光の刺激が視神経を伝わって脳へ届き「見える」と認識されます。
目をカメラで例える場合、網膜は「フィルム」に例えられます。
網膜はく離は何らかの原因で神経網膜がはがれて硝子体の中に浮き上がってしまうことです。
急激な動きやストレスなどの精神的な緊張などで剥離が広がることもありますので注意が必要です。

【緑内障】

何らかの原因で視神経に障害が起こり視野が狭くなる病気が「緑内障」です。
目の形は目に栄養を運ぶ房水の圧力によって保持されていますが、房水が排水されない・排水されにくい状態になると、眼球中の圧力(眼圧)が高くなり、視神経に障害が起こります。
視神経に障害が起こり、少しずつ視野が狭くなっていきます。
通常は自覚症状がほとんど無いことから進行に気づかない事が多いですが、急性の緑内障では目の痛みや頭痛、吐き気など激しい症状を起こすことがあります。
一度障害の起きた視神経は元には戻せないので早期発見・早期治療が必要です。

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