医療法人 運天眼科クリニック

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セルフチェック

症状:目がかゆい

目にかゆみがある時は、充血を伴っている場合は結膜炎、まぶたに症状が出ていれば眼瞼炎などが疑われます。

【結膜の障害-アレルギー性結膜炎、春季カタル、アトピー性結膜炎など】

まぶたの裏側と眼球前方の表面をつないでいる薄い膜が「結膜」です。
結膜には異物がたまりやすくいつも涙で濡れている為に細菌やウイルスが繁殖しやすい状態になっています。
アレルギー性結膜炎は、とても強いかゆみがあり、白っぽく糸を引くような目やにが出て涙っぽくなります。
まぶたの裏の結膜に、乳頭という小さい隆起がたくさんみられ、目が赤く充血します。
「結膜」は直接空気と接しているので、様々な異物が飛び込んできやすく、炎症を起こしやすい場所になります。
原因(アレルゲン)としては、「ハウスダスト」といわれるダニやカビ、動物の毛やフケ、花粉などが代表的です。
春季カタルはアレルギー性結膜炎の重症型です。まぶたの裏側に乳頭が多数出来て、角膜(黒目)の表面にたくさんの小さな傷が出来ます。
瞬きをした時にこの傷をこするので、眼がごろごろする違和感や痛みが出て、涙があふれ光がまぶしく感じられます。
強い結膜炎が起こり、角膜の周りの白目(球結膜)がはれて充血し、強い眼のかゆみが生じます。春先から夏にかけて症状が悪化する事が多いことからこの名がついています。
アトピー性結膜炎はアトピー性皮膚炎とともに角結膜にアレルギーによる炎症を起こしたものが「アトピー性結膜炎」と呼ばれます。
顔にアトピー症状が強い場合、白内障や網膜はく離などの眼の中の合併症を起こす事があるので注意が必要です。

【眼瞼炎】

まぶたにおこる炎症を指しますが、まぶたの皮膚にできるものや、付け根付近に出来るものなど違います。
また、細菌やウイルスに感染して起こる「感染症」の炎症と、薬品や化粧品、花粉などの刺激物によるアレルギーが原因で起こる「非感染性」の炎症があります。眼瞼炎はかゆみが強く、瞼が赤くなって腫れも伴います。
自然に治る場合もありますが、放置するとまつげの脱毛や、角膜を刺激する睫毛乱生を起こす事もありますので注意してください。

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